六月の中頃なのにレディースファションメーカーの夏のバーゲン案内のはがきがちらほら届きだした。まだ、夏本番というわけではないのにすでに夏物バーゲンが始まるのだからレディースファッションの世界も季節感がなくなりつつある感じだ。ただ、夏が来る前にこれからの季節に着ることができるものが安く買えるのはありがたい。八月末にバーゲンがあっても、すでに気持ちは秋冬ものに向かっているから、安いといってもそうそう購入はしない。
レディースファッションは雑誌を見てもテレビに出ている芸能人の衣装を見ても、早め早めに次の季節の洋服に変わっている。八月にブーツを履いたり、ストールをしてたり、気温が40度近くもある中で、どう考えても我慢大会だろうというのを平気で紹介したりする。また、早くに購入してしまわないと、売り切れてしまうというプレッシャーをかけ消費者の購買心あおるようにしているようだ。8月のショップでニット用品を置くのだから見るだけで汗が止まらない。
いろいろなことを総合的に考えるとバーゲン時期が前倒しになることはショップにとっても消費者にとっても、利点が多いことのように思う。ショップは季節ものも在庫を早めにさばけ、次の季節の商品を並べるスペースを作れるし、バーゲンに来た消費者にいち早く次の季節の商品を紹介し購入してもらうことができる。消費者は今のものを安く買え、季節が終わるまでずっと着ることができるのだから非常に経済的だ。レディースファッションのバーゲン前倒しは理にかなう試みだ。